石川県白山市鶴来町で気密測定 2021/11/20

おはようございます
健太郎です。

11 月20日は 石川県白山市鶴来町で
㈱北製材所 ウィッシュホームさまの
現場の気密測定を行いました。

ウィッシュホームさまでは
通例になっていますが
断熱材充填前の測定になります。

サッシはリクシルのEW。
樹脂ペアガラス。

 

サッシ周りはコーキングで
気密処理。

 

サッシの漏気具合を
確認しています。

断熱材は屋根が
ウレタン吹付断熱。

壁の断熱材は
セルロースファイバー。

室内側から面材を見ると
柱、間柱の取り合い部分、
面材のジョイント部分は
コーキングで気密処理。

外側から面材を見ると
ジョイント部分に
気密テープが貼られていました。

あれ…
壁にネオマフォームが
貼られている箇所が。

要所要所、パネル工法になっていました。
なんでも耐震性能を上げるためだとか。

それでは気になる
気密測定の結果はいかに...。

C値 = 0.14cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

ホールダウン金物周りを
コーキングで気密処理。

気密漏れ定番の玄関ドアの
下端にコーキングを入れ

基礎とスタイロフォームの
取り合い部分もコーキングを
入れて気密処理。

玄関ドアの角にコーキングの
甘い箇所が…。
電気配線用だったのかな。

しっかり埋めて
もらいました。

スリーブ(配管)周りの
気密処理を強化。

むむ…。
筋交い周りから漏気あり。

ほぞ穴ですかね。
コーキングを注入しました。

サッシ周りのコーキングが
甘いところから漏気あり。
追いコーキングしました。

火打ちの根本に
ウレタンを吹きました。

おっと、そー言えば
一部パネル工法でしたね。

 

外側はテープで気密処理
されてましたが
室内側の処理はありませんでした。

パネル周りに気密テープを
しっかり貼っていきます。

 

よく…
「外側で気密テープを貼っているから
 大丈夫だよ」と話を聞きますが

 

経験上、室内側も気密処理を
やった方が良いです。

 

今回、0.1の超高気密なのに
n値が 1.75と大きいのが
気になっていましたが
ここと関連性がありそうですね。

 

さて、C値改善後の
測定結果はいかに...。

C値 = 0.080cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定結果に立ち合いされた
お施主さま夫婦はとても喜び
詳細結果を確認されていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
24cm2 → 13cm2 と
11cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.75 → 1.15と大幅に改善。
隙間風が入りにくくなりました。

高い気密レベルから
11cm2 も改善するのは
なかなか少ないこと。

 

これだから現場で改善する
気密測定はやめられない。
完成気密が楽しみです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs