富山県富山市粟島町で気密測定 2021/02/18

おはようございます
健太郎です。

2月18日は 富山県富山市粟島町で
㈱ジュープラスさまの現場の
気密測定を行いました。

きれいに清掃された現場。

サッシはYKKのAPW330。
採光が良く、明るい室内でした。

サッシ周りはコーキングと
気密テープにより気密処理。

壁の断熱材はセルロースファイバー。
メッシュ状のシートに充填。
その上から気密シートを貼った仕様。

屋根の断熱はEPS 180ミリ。
ジョイント部分は気密テープと
コーキングにより気密処理。

ここは基礎断熱の現場。(床下が室内扱い)
基礎に貼られた断熱材は
EPS 100ミリ。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.11cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

C値はめちゃくちゃ良いのですが
n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.86と スースーの大穴があるよと
機械がいっています。

 

基本、C値が良いと
n値も良いのが一般的。
今回のようにn値が大きい場合は
大きな穴がある可能性が高いです。

 

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

大工さんがEPSのテープの浮きを
確認しています。

 

EPS(ビーズ法ポリスチレンフォーム)は
加工がし易く、高い断熱性、耐水性を誇る
断熱材です。

ただ、見た目以上に気密が取りにくく
施工に慣れていないと数値が出ない
こともしばしば。
ジュープラスさまの大工さんは
隙のない施工なので安心です。

テープの浮きを押さえ
怪しい箇所にはテープを追加した
気密処理をされていました。

大工さんが2階の屋根を
チェックしているので私は1階を。

 

筋交い周りの施工がすばらしい。
漏れいやすい箇所にしっかり
コーキングが入っています。

探しはじめて30分くらい。
おっと見つけました。
どこかわかりますか?

ここです。
なぜか気密シートに
ピンポン玉くらい(ラージサイズ)の穴が
開いておりセルロースが見えました。

大工さんを呼んで気密テープを
貼ってもらいました。
電気配線用のCD管か
何かを通すための穴だと思われます。

 

これがn値を悪化させていたのかも。
さて、再測定の結果は...。

出ました。

C値 = 0.0cm2/m2!!

 

正確には…

C値 = 0.045cm2/m2 のウルトラ気密(0.1cm2/m2以下)です。

測定に立ち合いされたお施主さまは
とても喜び、詳細結果を確認されていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
17cm2 → 7cm2 と
なんと10cm2 の隙間が埋まりました。

 

0.045cm2/m2 はジュープラスさまで
最高新記録。でも大工さんは
ピンポン玉くらいの穴に
気が付けなかったと悔しがっていました。

その穴を塞いだ成果か?
n値は 1.86 → 1.11に大幅改善。
いやはや、測定器の精度は凄いですね(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs