石川県白山市鶴来町で気密測定 2021/06/11

おはようございます
健太郎です。

6月11日は 石川県金沢市粟崎町
㈱山下工務店さまの現場の
気密測定を行いました。

インナーガレージの上に
居室がある設計でした。
ちょっと注意が必要です。

 

何の注意…?

それは床の気密です。
この現場は下からウレタンを吹き
室内側は床の断熱ラインを
テープで押さえた気密処理でした。

きれいに清掃された
現場でした。

インナーガレージ側を見ると
隙間からガレージ上の居室が見えます。
中二階の位置づけかな。

2階に上がると中二階に
降りるスロープが…。
上って降りる感じが不思議。

サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは気密テープにより
気密処理。

断熱材は屋根・壁ともに
ウレタン吹付断熱。

床の気密は剛床の下の
断熱ライン(大引き)で
取ってありました。

測定前に玄関ドアの
電子錠の配線穴と…

玄関ドア下端の隙間を
ウレタンで埋めました。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.24cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

気密処理のない窓を発見。
気密テープで気密処理しました。

部屋の入り隅から
少し漏気があったため
ウレタンを充填。

筋交い周りから少し漏気。
ここもウレタンを充填しました。

あとは中二階の気密処理が
主でした…。

まずは壁と床の取り合い部分。
特に間柱や管柱のホゾ穴からの
漏気が多かった。
他違って隙間から入ってくる風が強め。
やはりガレージ上だからか?

ウレタンをたっぷり充填し
漏れを止めました。

この部屋の入り隅にも
ウレタンを充填。

あとは窓まぐさと間柱の
取り合い部分。

 

微妙に漏気を感じたため
気密テープで押さえました。

ここは地味に効きますので
気密処理することをお勧めします。

 

さて、C値改善後の
測定結果は...。

C値 = 0.17cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善をがんばった山下さまは
結果に安心し、詳細を確認されていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
41cm2 → 30cm2 と
11cm2の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.37 → 1.12 と隙間風が入りにくい
特性に大幅改善。

C値は四捨五入されますので
ビフォーアフター共に 0.2cm2/m2。
ですが改善後は別物になったと思われます。

 

今回改めてインナーガレージ上の
居室は怖いなと感じました。
皆さんもご注意ください(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs