富山県南砺市竹林で気密測定

稜です。

10月20日は富山県南砺市竹林で
すぎはら建築工房さまの現場の
気密測定を行いました。

玄関は引き戸のようです。

中に上がります。

壁の断熱材はグラスウール。
気密シート貼りの仕様です。

天井の断熱材はセルロースファイバー。
今はシートだけですが、後に充填されます。

サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。

チェックしていきます。
サッシ周りは、
ウレタンやコーキングで
気密処理されています。

配線の貫通部は、
しっかりと間隔を空けて
気密処理してありますね。

給湯給水の配管。
こちらもウレタンで
気密処理してあります。

おっと。
水抜きの穴が開いたままですね。

数か所ありましたので、
しっかりとコーキングを入れて
気密処理していただきました。

チェックが終わりましたので、
測定に移ります。
気になる結果は…

C値=0.47cm2/m2の高気密でした。
表示は四捨五入により0.5cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)をはじめます。
玄関下端から漏気がありました。
コーキングを入れて気密処理。

サッシ周りも怪しいようです。
ウレタンで気密処理して
下さいました。

一階天井の外周部、
取り合いに出来た隙間から
漏気を感じます。

何か所かありましたが、
全て埋めていただきました。

 

それでは再度測定に移ります。
結果は…

C値=0.41cm2/m2の高気密でした。

表示は四捨五入により0.4cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
77cm2 → 68cm2

 
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.57 → 1.54
となりました。

玄関引き戸から、
『ヒュー』と音が鳴る程度に
漏気があるようです。
正式な結果とはなりませんが
目張りをして測定してみます。
結果は…

C値=0.34cm2/m2の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

この結果に、
社長は少し悔しそうに
されていました。

 

目張り前と後の結果を比べてみると、
玄関引き戸だけで 12cm2の
隙間があったようですね。

他に引き違いのサッシの上端など
からも漏気を感じました。

 

玄関引き戸や引き違いサッシが
気密に与える影響は、
やはり大きいです。
それを少しでも改善するために、
建具の調整をする事は
とても大切な事だと思います。

気密測定

Posted by fok-rs