石川県金沢市近岡町で気密測定

稜です。

11月10日は石川県金沢市近岡町で
㈱さくらさまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

屋根・壁はウレタン吹き付け断熱
となっています。

サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。

チェックしていきます。
排水管の貫通部はウレタンで
気密処理されていますね。

玄関付近のパッキンも
気密処理されています。

ホールダウン金物も
しっかりとウレタンで
気密処理されています。
ヒートブリッジの対策として
大切ですね。

L字型の金具が壁や天井などに
施工されていますね。
これはボードのジョイント部を
強化することを目的としていて、
木材の反りや歪みによる
ボード同士のズレが少なくなって
クロス貼りの工程が楽になるそうです。

 

手間はかかってしまいますが、
その分ボードとクロスが綺麗に
貼れるので素晴らしいですよね。

チェックが終わりましたので、
測定に移ります。
気になる結果は…

C値=0.66cm2/m2の高気密でした。

表示は四捨五入により0.7cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)をはじめます。
一階天井付近から漏気がありました。
ウレタンを使って気密処理
していただきました。

下屋のところからも漏気が。
天井の狭い箇所なので
ウレタンを吹くのが難しい上に、
抜きが打ってある状態で
頭が入らないのでとても大変です。

玄関周りからも少し漏気。
こちらもウレタンで気密処理
していただきました。

(見づらい画像でスミマセン…)

ユニットバスが取り付け済みで
お風呂周りの気密処理が
確認できませんでしたので、
念のため床下に潜って
給湯給水配管などの貫通部を
気密処理していただきました。

 

この現場は床断熱ですので、
基礎は完全に外扱いです。
もし塞がっていない場合は
気密を落とす要因の一つ
となってしまいます。

 

それでは再度測定に移ります。
結果は…

C値=0.32cm2/m2の超高気密です。

表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

 

αA(家全体の隙間面積)は
72cm2 → 35cm2

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.64 → 1.31
と大きく改善されました。

この結果に、
部長さんは満足されたご様子でした。
改善前の数値と比べてみて、
αA(家全体の隙間面積)が
半分以下になっていますね。

実はこの現場、
急な測定でサッシ周りの気密処理が
まだ出来ていない状態だったようです。
それでこの気密というのは
本当に素晴らしいですね。

気密測定

Posted by fok-rs