石川県野々市市押野で気密測定

稜です。

2月14日は石川県野々市市押野で
㈱E-HOUSEさまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

屋根・壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。

壁の方には気密シートが
貼ってあり、
気密テープでジョイントを
押さえてあります。

外側にも断熱材を施工した
ダブル断熱仕様となっています。

サッシはYKK APW330、
掃き出し窓はリクシルです。

チェックしていきます。
サッシ周りはコーキングで
気密処理されています。

エアコンの配管貫通部も
コーキングが入っています。

基礎断熱なので、
水抜きの穴とお風呂の配管
貫通部をチェック。
隙間なくしっかり埋められています。

玄関ドアの取り合いを
コーキングで気密処理します。

玄関下端付近に怪しい箇所が
いくつかあります。

こちらはウレタンで
埋めていただきました。

チェックが終わりましたので、
測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.22cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
を始めます。
4枚構造の掃き出し窓から、
漏気がありましたので、
なるべく漏気が無くなるよう
サッシの調整をしました。

梁や火打ちの付近に
隙間が出来ています。
実際に手を近づけて確認すると、
漏気していました。

必ずしもこういった隙間から
漏気しているわけではありませんが、
外気と通じている場合は
気密を落とす大きな原因に
なりかねません。
ウレタンで気密処理します。

他にも何か所かありましたので、
隙間を埋めました。

 

それでは再度測定を始めます。
結果は…

C値=0.11cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
34cm2 → 17cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.52 → 1.04
と改善されました。

この結果に、
立ち合いされた㈱E-HOUSEさまの
社員さんは喜んでいるご様子でした。

 

ウレタンやボード断熱材にしても
気密シートにしても、
チェックをする際に高所に登ったり
狭い所に入ることがあると思いますが、
怪我をしたり断熱材などを傷つけては
元も子もありませんので
安全を確認しながら慎重に
行うことがとても大事ですね。

気密測定

Posted by fok-rs