石川県金沢市金石で気密測定

おはようございます
健太郎です。

1月19日は 石川県金沢市金石で
トラスト住建㈱さまの現場の
気密測定を行いました。

2階リビングの設計。

 

断熱材は 屋根・壁・床ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。

勾配天井の仕様でしょうか。

 

2階の天井が高く
キャットウォークが
設けられていました。

サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

 

サッシ周りは気密テープに
よる気密処理。

 

柱や間柱のジョイントにも
気密テープが貼られています。

サッシ屋さんが
サッシ調整をされています。

 

測定時にサッシ調整すると
サッシ本来の性能を
引き出し易いです。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.24cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

玄関ドアの下端から
漏気あり。
ウレタンを充填しました。

おっと玄関ドア周りの
気密処理がされてない。

 

一般的に …
窓周りは気密処理しているが
玄関ドア周りは忘れがちです。

漏れは感じなかったですが
玄関框と剛床の取り合いに
気密テープを貼りました。

そう言えばこの現場
引き違いサッシが7箇所ほど
採用されていました。

サッシを調整してもらってますが
気密性の高い APW430と言えど
構造上レールの辺りから
漏気しやすく
気密的には不利になります。

後はひたすら
気密テープ貼り作業。

 

ボルト穴や …

間柱の取り合い、
入隅にも
気密テープを貼りました。

『ヒュ~ … 』
サッシ調整をして
もらっているのに
測定器で減圧すると

 

『ヒュ~ 』と漏気する音がします。

何度か調整してもらっても
ヒュ-が消えない。

なんでだろう?と調べた結果
サッシ枠を固定するねじ穴が
開いたままでした。

 

ここから微量な漏気があったため
音が発生していた模様。

すべてのねじ穴に
キャップをはめました。
すると音がピタッと止まりましたよ。

 

さてさて、気になる
C値改善後の測定結果は...。

C値 = 0.20cm2/m2 の超高気密でした。

立ち合いされた監督さんは
少し悔しそうに結果を
確認されていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
35cm2 → 30cm2 と
5cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.52 → 1.35 と大きく改善。

無くすと危険
ねじ穴キャップは絶対必要。
と思った測定でした。

気密測定

Posted by fok-rs