石川県小松市長崎町で気密測定

稜です。

2月28日は石川県小松市長崎町で
㈱E-HOUSEさまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

屋根・壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。

壁にはウレタンの上に、
気密シートが貼ってあります。

サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。

チェックしていきます。
サッシ周りはウレタンで
気密処理してあります。

お風呂の給湯給水配管は勿論、
基礎断熱の場合は水抜き穴も
要チェックです。
しっかりと埋めてありますね。

チェックが終わりましたので、
測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.26cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
を始めます。
梁と束の取り合いが
見えちゃっていますね。
反対側がしっかりと埋まっていれば
漏れないかも知れませんが、
実際手を近づけて確認してみると
漏気していました。

木と木がギチッとハマって
いるから大丈夫だろうと思う方が
いらっしゃるかも知れませんが、
外気と接している箇所って意外と
伝い漏れしちゃいます。
漏れないようにウレタンで
埋めてしまいます。

二階の床と胴差しとの取り合い、
間柱などの根本から
少し漏気しています。

このくぼみの部分からも
伝い漏れしていることが多いので、
ウレタンやコーキングで
埋めておくと安心かも知れません。

ガレージの勝手口の周りから
漏気しているようですね。
こちらもウレタンで
気密処理をします。

こちらは火打ちの隅っこ。
ここからも漏気しています。

何か所かありましたので、
ウレタンで気密処理をしました。

 

どのくらい改善したかな?
と一度数値を確認してみると、
全然変化していない…
恐らく埋めた分だけ
他の箇所から入ってきている、
いわゆる隙間の移動現象ですね。

 

実際に隙間を埋めていても、
他に外気が入ってきやすい
箇所が存在していると、
そこから埋めた分も
入ってきてしまうということがあります。

他に漏気している箇所を
探していると、
ガレージ付近で漏れている箇所を
いくつか発見しました。
取り合いをテープで気密処理
して漏気を止めました。

 

それでは再度測定を始めます。
結果は…

C値=0.23cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
36cm2 → 32cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.52 → 1.38
と改善されました。

 

今回はかなり隙間を
埋めたにも関わらず、
あまり数値が改善しなくて
かなり悔しいです。

 

ですが、
結果的に測定器のC値表示が
0.3 → 0.2 となりましたので
お家の気密自体は間違いなく
向上したと思います。

 

どれだけ数値が良くなったか
というのも勿論大切ですが、
実際に漏気している隙間を
埋めるという事が
大事なのだと思います。

気密測定

Posted by fok-rs