石川県白山市小柳町で気密測定
おはようございます
健太郎です。
６月３日は 石川県白山市小柳町で
ハンズスタイル㈱さまの現場の
気密測定を行いました。
現場には 私の好きなアイアンの
リビング階段が設置されていました。
リビングは天井高の
勾配天井の仕様。
掃き出し窓などの
大きなサッシは無く
高い位置の窓が多い設計。
採光はバッチリでした。
サッシはＹＫＫのＡＰＷ３３０。
樹脂ペアガラス。
サッシ周りは
ユラソール（高性能気密テープ）で
気密処理されていました。
断熱材は天井がサーモウール（羊毛）。
壁の断熱材はパワーマックス。
それらの断熱材を
タイベックスマート（気密シート）に
充填して気密処理。
一段下がったキッチンの
奥には…
秘密基地のような
書斎でしょうか。
長いカウンターテーブルが
いいですね。
アイアンの階段の下には
壁に沿ったカウンターテーブル。
くの字型で長くて使いやすそう。
ここで気が付きました。
この現場は家の形が
くの字の設計です。
異形の現場は比較的
気密が取りにくい。
なんとか良い気密が出てほしい。
さて、気になる気密測定の
結果はいかに．．．。
Ｃ値 ＝ ０.２９cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
それではＣ値改善（隙間埋め作業）を
開始します。
気密漏れで定番の
玄関ドアの下端から漏気あり。
ウレタンで埋めました。
玄関の基礎と土台の
取り合いから漏気あり。
ここはユラソールを貼って
気密処理。
いい腕してますね。
電線周りの気密処理を
ウレタンで強化。
エアコンのスリーブ周りも
ウレタンで気密強化。
２４時間換気のグリーンファンまわりは
ユラソールでしっかり押さえました。
おっと！
漏れ漏れの箇所発見。
ここどこか分かりますか？
玄関土間近くの
間仕切り壁の中です。
キッチンが一段下がっていることも
影響ありそうです。
間仕切り壁の中に
数回に分けウレタンを充填。
良い感じに充填されたので
断熱効果もかなり期待できそうです。
最後はユニットバス上空の
梁と2階の床の取り合い部分。
他の場所はやってあったのですが
忘れられていた模様。
この梁と２階の床の取り合いは
効きますよ～。
さてさて、Ｃ値改善後の
測定結果はいかに ．．．。
Ｃ値 ＝ ０.１８cm2/m2 の超高気密でした。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
測定に立ち合いされた
お施主さまファミリーはとても喜び
詳細結果を確認されていました。
今回のＣ値改善により
αＡ（家全体の隙間面積）は
２２cm2 → １４cm2 と
８cm2 の隙間が埋まりました。
ｎ値（隙間特性値 範囲1～2）は
1.53 → 1.15 と隙間風が
すごく入り難い特性に大改善。
なかなか気密の取りにくい
現場でしたが、皆さんの頑張りもあって
大幅に改善できたと言えるでしょう。
C値改善で粘った甲斐が
ありました(^^♪