石川県金沢市玉鉾で気密測定

稜です。

7月13日は石川県金沢市玉鉾
㈱アーツデザインさまの現場の
気密測定を行いました。

玄関は板張りの天井。
素敵ですね。

早速、中に入ろう。
と思って玄関扉に近づくと、
隙間から何かがひょっこり
出ていてビックリ。

どうやら先程のものは、
クーラーの排熱ダクト
だったようです。
涼しくて良いですね。

中に上がります。

天井と壁の断熱材は、
ネオマフォーム。

サッシはYKK APW430。
樹脂トリプルガラスです。
それとは別に、
リクシルの大開口窓が
バルコニーに付いています。

チェックしていきます。
現場は床断熱ですので、
床の貫通部は気密処理をする
必要があります。
配管の貫通部など、
ウレタンで気密処理
してありました。

壁のスリーブ管の貫通部。
こちらもウレタンで
気密処理されています。

玄関の木製ドア。
下端を見てみると、
隙間があって、そこから
光が見えています。

どうやら遊びが大きい様子。
大工さんがラッチの調整を
して下さったので
少し改善したようです。

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.23cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
をします。
床を貫通している配管の
周りから漏気がありました。

ウレタンで気密処理して
ありましたが、
複数本束なっていたので
隙間が出来ていたようですね。
念入りにウレタンを
吹き付けます。

最近結構紹介している、
外周部の柱の付け根。
やっぱり漏気してますね。
二階は特に漏気しやすい印象です。

胴差や柱、床との取り合いから
伝って漏気するようですね。
ウレタンで気密処理します。

こちらの現場は
一部勾配天井の部分があって、
側面の取り合いに出来た隙間から
漏気しているのを確認。

外側からテープを貼って
あるとの事でしたので、
他の箇所からの伝い漏れ
かも知れませんが、
とりあえず室内側にも
テープを貼って気密処理をしました。

 

それでは再度測定を始めます。
結果は…

C値=0.17cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
28cm2 → 21cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.37 → 1.30
となっています。

この結果に、
立ち合いされた監督さんは
納得されたご様子でした。

バルコニーの大開口窓から
外を眺めてみると、
犀川と周辺の自然が
望める贅沢なものと
なっていました。

手前に見える木々は桜。
春にはバルコニーや、
室内から大開口窓越しに
素敵な風景が目に映るでしょうね。

 

自然を感じながら癒され、
暖かく暮らしやすい空間で
時を過ごす。
とても素敵なお家になりますね。

気密測定

Posted by fok-rs