富山県富山市太郎丸本町で気密測定

稜です。

7月20日は富山県富山市太郎丸本町で
三次元アーキテクツさまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

屋根・壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。

サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。

チェックしていきます。
サッシ周りは、
ウレタンで気密処理
されていました。

玄関土間の取り合いも
ウレタンで気密処理
してあります。

お風呂周りにも、
ビッチリとウレタンが。

現場には、
煙突が付くようですね。
こちらは気密ライン外ですので、
塞ぐ必要があります。

プラダンと養生テープで
目張りをしました。
これで安心です。

測定をする前に、
玄関ドアの取り合いが
少し気になりましたので
ウレタンで気密処理します。

 

大工さんによっては、
後の施工の邪魔になるので
やりたくないと仰る方もいますが、
ほぼ確実に漏気しますので
処理することをおススメします。

現場を外側からチェック。
お風呂の給湯給水配管と
エアコン用の配管が見えますね。
スポスポに見える配管は
室内側で目張りしてあるだろう
ということで後回しになりました。

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.27cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
をします。
煙突付近に小っちゃな隙間が。
手を近づけて確認してみると
漏気していました。

ウレタンをチュッと詰めて
気密処理しました。

こちらは玄関下端。
隅のウレタンに隙間が
出来ているようです。

こちらもウレタンで
気密処理しました。
後にモルタル等で埋まる箇所ですが、
今現在の気密を正確に
測定するためにも、
ちゃんと隙間を埋めることが大切です。

現場には天窓が数か所
ありました。
その枠の取り合いなどから
漏気しているようです。

気密テープを使って
気密処理をします。
漏気しているか否かは、
実際に機械で減圧をして
確認しないと分からないです。
しかし、怪しいと思う
箇所があったのであれば、
漏気の有無関係無しに、
気密処理しても良いと思います。

天窓付近のウレタン吹き付け部分。
どうやら下地を打つ過程で、
表面のウレタンが毟れて
隙間が出来てしまっている様子。

狭い上に上部なので
気密処理の難しい箇所ですが、
立ち合いされた吹き付けの
業者さんが丁寧にウレタンで
隙間を埋めて下さいました。

さて再度測定を…と、
思ったほど改善してない…?
ということは、
やはりエアコン用の配管が
目張りされていない可能性が
高いですね。
床を一枚外して基礎内を
確認してみます。

やはり、目張りされていませんでした。
配管の先端からビュヒョーと
風が出てきています。
そのまま外と繋がっているので、
凄いモレモレの状態ですね。
絶対に漏気しないよう、
しっかりと目貼りします。

ついでに基礎貫通部の
周りも追加で気密処理します。
配管などが束なっている箇所は
隙間がとても出来やすいので
念には念を入れておきましょう。

 

それでは気を改めて、
測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.044cm2/m2の
ウルトラ気密です!
表示は四捨五入により0.0cm2/m2!

 

αA (家全体の隙間面積)が
62cm2 → 10cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.44 → 1.15
となっています。

この結果に、
立ち合いされた社長は
満足されたご様子でした。

 

配管を目張りした後の
αA (家全体の隙間面積)の
激変にも驚きましたが、
改善処理によって
30cm2 も改善できたのは
素晴らしい結果ですね。

 

これだけ良い気密で、
三次元アーキテクツさまの
とてもオシャレなお家になると
思うと興奮してしまいますね。

 

完成状態の測定が
今から楽しみです。

気密測定

Posted by fok-rs