石川県白山市村井町で気密測定

おはようございます
健太郎です。

7月5日は 石川県白山市村井町で
ハンズスタイル㈱さまの現場の
気密測定を行いました。

この現場は2世帯住宅の模様。
2階は 若夫婦の居室でしょうか。

2階のリビングは天井高で
勾配天井の仕様です。

連窓から見える景色は
青々としたみどり。

 

サッシはYKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りは気密テープで
気密処理されていました。

断熱材は天井がサーモウール(羊毛)。
壁の断熱材はパワーマックス。

 

それらの断熱材を
タイベックスマート(気密シート)に
充填して気密処理。

換気システムはジェイベックの
セントラル換気のグリーンファン。

 

壁付けでメンテナンスし易い
位置に設置。

それでは 測定します。
気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.29cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

定番の玄関ドアの下端から
漏気あり。ウレタンを充填しました。

電子錠の配線回りに
ウレタンを注入。

漏気しやすいのが
土間にのったサッシ。
土間なので気密処理がむずかしい。
入隅にウレタンを入れました。

エアコンのスリーブ周りを
ウレタンの気密強化。

同様にレンジフードのダクト周りも強化。
ここらは漏れやすいので
2重3重で気密処理して
損はありません。

梁のほぞ穴です。
伝い漏れを誘発させるので
埋めておきましょう。

金物はヒートブリッジにより
結露し易いです。
ウレタンで覆って対策。

ボルド穴も同様に埋めましょう。
場所によっては伝い漏れも
考えられます。

気密シート貼りで難しいのは
間仕切り壁の中の処理。

 

柱、間柱、筋交いが入り組んでおり
気密処理が困難。
テープの浮きを押さえつつ
間柱の取り合いにテープを追加。

筋交いは伝い漏れを防ぐため
取り合いにウレタンを入れました。

 

さてさて、C値改善後の
結果はいかに...。

C値 = 0.19cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

測定結果に監督さんはとても喜び
結果を撮影されてました。

 

今回の C値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
49cm2 → 32cm2 と
17cm2 の隙間が埋まりました。

C値的にちょうど0.1改善。
なかなかの改善量です。

 

これだから気密測定はやめられない。
2階の窓から良い景色を見ながら
そう思うのでした(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs