石川県河北郡内灘町白帆台で気密測定

おはようございます
健太郎です。

8月5日は 石川県河北郡内灘町白帆台で
Hamamoto建築研究室さまの
現場の気密測定を行いました。

外見から分かりませんでしたが
大きな中庭がある設計。

平屋かと思いきや
2階がありました。

 

この場所は吹き抜けの上空?
かもしれません。

サッシはエクセルシャノンの
樹脂トリプルガラス。

サッシ周りはコーキングと
気密テープにより気密処理。

この現場は あさひ木材さんの
パネル工法。

断熱材は屋根・壁・床ともに
ネオマフォーム。

屋根の断熱は
MAGのグラスウール105mmを
追加(付加断熱)で施行されています。
見えませんが…。

パネルの気密は気密テープで。
断熱材と木材の取り合いは
コーキングで気密処理。

玄関周りの基礎と土台、
基礎と断熱材の取り合いは
コーキングで気密処理。

コーキングはしっかり
極太で入ってました。

気になったのは
勝手口の片引き戸。

測定器で減圧すると
右上からそこそこ漏気あり。
今は調整できないので
仕方ないです。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

C値 = 0.10cm2/m2 の超高気密でした。

それではC値改善(隙間埋め作業)を
開始します。

 

玄関ドア下端の基礎と土台の
取り合いから漏気あり。
コーキングで埋めました。

勝手口の下端から
漏気を感じる…。
コーキングを追加で入れました。

ユニットバス下の
配管周りから微細な漏気。

エアコンの配管周りから
漏気があり コーキング。

窓周りにはコーキングを
入っていましたが
少し気になったので
気密テープを追加。

更にビス穴も気になったので
上から気密テープを貼りました。
なかなかの数 ~ (^^♪。

あとは天井の木材同士の
取り合いに 気密テープや…

コーキングを入れて
伝い漏れを防止。

ここは2階の一角。
今、気密テープを貼っている箇所の
下は 外の扱い。

 

そんな場合は床のジョイントに
必ずテープを貼ってください。
床下からの漏気防止策です。

 

さてさて、C値改善後の
測定結果は...。

C値 = 0.082cm2/m2 の超高気密でした。

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

「新記録が出ないのは 悔しい」と
濵本代表は 撮影されていました。

 

今回のC値改善により
αA(家全体の隙間面積)は
16cm2 → 13cm2 と
3cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は
1.14 → 1.06 と隙間風が入り難い
特性に改善。

汗が止まらない 約2時間半の
C値改善(隙間埋め作業)。

 

0.1cm2/m2 の気密から
3cm2改善するのは
簡単ではないのですよ。

 

それでもお施主さまのことを
思うとやる価値ありです(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs