石川県金沢市押野で気密測定

稜です。

9月6日は石川県金沢市押野で
㈱アイワホームさまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

屋根・壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。

サッシはYKK エピソードⅡ。
アルミ樹脂複合のサッシです。

現場は床断熱ですので、
床を貫通している配管の周りなどは
気密処理をする必要があります。
ウレタンで気密処理してありますね。

測定の前に少しだけ
C値改善作業(隙間埋め)
をします。
玄関ドアの下端付近、
奥の方から光が漏れていますね。

ウレタンで気密処理をしました。
こちらは後の工程で
きちんと埋まる箇所なんですが、
中間時点の気密を測定する場合は
正確な数値を測定するために、
隙間を埋めておく必要があります。

こちらも玄関ドアの付近。
土台と柱に出来た隙間から
漏気しているようですね。

ウレタンで気密処理をします。
先程の箇所とは違い、
隠れはするものの埋まるわけ
ではありませんので、
今のうちにしっかりと気密処理
しておきたいですね。

お風呂の配管基礎貫通部。
意外と隙間が出来やすい箇所なので
測定の際には要チェックです。
ウレタンで気密処理。

こういった木材の切れ目。
ここに限らず、
床を貫通している配管の
周りに出来た切れ目も
そのままだったりします。

ウレタンで気密処理します。
こんな小さな切れ目でも
何か所もあれば、
気密を落とす大きな原因に
なりかねません。
注意して見た方がいいかも
しれませんね。

二階の外周部に出来た
床と柱の取り合いに出来た溝。
何度も紹介していますが、
周知するために今回もご紹介。
この溝というよりは、
床と柱と胴差しの取り合いから
伝い漏れが発生していると
言った方が正確ですね。

上記のような外周部に出来た溝は、
上側(二階)と下側(一階)から
ウレタンやコーキングで
気密処理するのが一番確実ですね。
手間がかかってしまいますし、
後の工程の事を考えると
面倒かもしれませんが、
気密を良くしたいのであれば
やる価値はあると思います。

それでは測定を…
と、思っていたより
通気量が多い?

何かないかと調べてみると…

危ない危ない。
箱が積んであった箇所の下に、
点検口が隠れていました。

これだけ大きな穴となれば
相当な影響があったでしょうね。
目張りをしたのち、
改めて測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.12cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

この結果に、
立ち合いされたお施主様は
喜んでいるご様子でした。

 

それにしても危なかった…
大工さんに点検口の
存在を教えていただけなかったら
延々と隙間探しをする事に
なっていましたね。
大工さん、ありがとうございます。

 

肝心の気密は素晴らしい結果。
暖かいお家で冬を迎えられると
良いですね。

気密測定

Posted by fok-rs