石川県かほく市秋浜で気密測定

稜です。

新年あけましておめでとうございます。
今年も良い気密の家のために
助力させていただく所存ですので、
よろしくお願いします。

12月8日は石川県かほく市秋浜で
ほそ川建設㈱さまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

壁・屋根の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。

サッシはリクシルのサーモスL。
樹脂アルミ複合のペアガラスです。

チェックしていきます。
サッシ周りはウレタンで
気密処理されています。

現場は床断熱となっています。
床の取り合いがテープで
気密処理してありますね。

柱と床の取り合いも
しっかりとコーキングで
気密処理されています。

外周部の柱の方まで、
丁寧に処理されていますね。
伝い漏れを起こしやすい
箇所ですので、
床断熱、基礎断熱に関わらず
外周部の柱と床の取り合いは
気密処理をおススメします。

床の配線配管貫通部。
コーキングで気密処理
されていますね。

入隅の木と木の取り合い。
ピッチリ当たっているから
問題ないでしょ。と
思われるかもしれませんが、
意外と漏気しちゃう箇所です。
丁寧にコーキングで気密処理
されていますね。

お風呂の断熱材の取り合い。
ウレタンを吹き付けて
気密処理してあります。

それでは測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.25cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
をします。
土間付近のFIX窓や
玄関ドアの下端から、
漏気を起こしていました。

ウレタンやコーキングで
気密処理をしました。
後の工程で埋まる箇所では
ありますが、
現時点での気密を正確に
測定するためにも
キッチリと気密処理します。

下屋のウレタンに怪しい隙間が。
手を近づけてみると、
漏気していました。

ウレタンで気密処理をしました。
実際に怪しい隙間があっても
確認してみると漏気していない
パターンもあります。

 

測定をしてみない事には
漏気の有無は分かりませんが、
怪しい隙間を見つけた場合は
兎にも角にも埋めておくことを
おススメします。
断熱的にもプラスに働きますしね。

床の配線配管貫通部からも
漏気があったようですね。
これだけちゃんと処理
されていても、
漏気してしまうのが怖いところ。
追加でコーキングを打ちました。

こちらの現場、
物入れ用の引き違い戸が
取り付けられているのですが、
上部のレール部分などから
漏気を起こしていました。
漏気量がそれなりに多いので
気になるところですが…

 

再度測定を始めます。
結果は…

C値=0.21cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
36cm2 → 30cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.88 → 1.76
となっています。

この結果に、
立会いされた監督さんは
納得されたご様子でした。

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
あまり変化していないのを見るに、
あの引き違い戸からの影響は
大きそうですね。

 

後の工程で改善するといっても
少し驚きますね。
しかし、逆に言えば
影響の大きい引き違い戸を
目張りしていない状態でも
この気密というのは、
とても凄い事だと思います。

 

これも監督さんや大工さんによる
丁寧な処理の賜物でしょうね。

気密測定

Posted by fok-rs