石川県金沢市で気密測定 2023/09/11

おはようございます
健太郎です。

9月11日は 石川県金沢市で
㈱安藤建築事務所さまの現場の
気密測定を行いました。

現場は勾配天井と吹き抜けがある設計。

室内に足場が入り組んでいました。

2階から見た様子。

足場板があって分かり難いですが

吹き抜けエリアが広い。

 

天井の気密シートの施工が

大変だったと想像します。

断熱材は屋根、壁、床ともに
旭ファイバーグラスの
アクリアウールα(グラスウール)。

室内側に VCLスマート(気密シート)を
貼った気密仕様。

ジョイントのテープは
ユラソール。

2階の天井です。

ユラソールが貼られた箇所は

屋根からの伝い漏れを防ぐ気密ライン。

 

いつもながら丁寧に

施工されていました。

剛床のジョイントも

ユラソールで気密処理。

柱周りにはコーキングが

入っていました。

サッシは YKKのAPW430。

樹脂トリプルガラス。

サッシ周りはユラソールで

気密処理。

こちらはお風呂エリア。

断熱材はネオマフォーム。

 

断熱材のジョイントや気密の取り合いは

ユラソールで気密処理。

玄関土間エリア。

土間を1周囲むように

ユラソールで気密が取られていました。

上から 気密シート、土台、基礎、

断熱材、土間の順。

 

それらを覆うように

ユラソールで気密処理。 

それでは測定します。

気になる気密測定の結果は ...。

C値 = 0.091cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

それでは C値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

掃き出し窓をチェック。

レール部分から漏気あり。

上部の黒い部分が

ゴムタイプのパッキン。

 

駄々洩れではないですが

減圧すると少し風が入ってきます。

引渡し前にサッシ調整してもらうことに。

お次は筋交い。

柱と筋交いの隙間を

伝って漏気を感じる。

隙間にウレタンを注入して

漏気を止めました。

今度は筋交い横から微量に

風を感じる。

よく見るとテープが掛かって

無いところから漏気あるようです。

しっかりユラソールを貼って

漏気を止めました。

あとはテープの浮きを押さえます。

ただ押さえるのではなく

上からユラソールを貼って

伝い漏れしないように施工。

金物まわりに伝い漏れが

あったためテープで

金物をくるむように押さえました。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善後の

測定結果は ...。

C値 = 0.072cm2/m2 の超々高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定に立ち合いされた監督さんは

とても喜ばれていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

10cm2 → 8cm2 と

2cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.14 → 1.00 と大きく改善。

隙間風がとてつもなく入り難いと

機械が示しています。

1時間弱、C値改善を行いましたが

高いレベルから2cm2 の隙間を埋め

n値が 最高値の1.00。

なかなか出来過ぎの改善結果でした(^^♪ 

気密測定

Posted by fok-rs