石川県金沢市で気密測定 2023/11/10
稜です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-10-9-34-26-640x479.jpg)
2023年11月10日は石川県金沢市で
㈱イシダ住建さまの現場の
気密測定を行いました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-10-7-56-46-640x480.jpg)
中に上がります。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-10-8-17-37-640x480.jpg)
屋根と壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-10-8-16-42-640x479.jpg)
サッシは三協アルミのアルジオ。
アルミ樹脂複合サッシとなっています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-10-8-19-29-1-640x480.jpg)
チェックしていきます。
サッシ周りはウレタンで
気密処理されています。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-10-8-21-26-640x480.jpg)
現場は床断熱となっています。
床を貫通している配管まわりは
コーキングで気密処理が
施されていました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-10-8-15-48-640x480.jpg)
二階の床(合板)と胴差しとの
取り合いにウレタンが
吹き付けられていますね。
ここは外周部に位置していますので、
伝い漏れを起こしてしまう可能性が
少なからずあります。
この処理はその対策となっています。
定めている気密ラインの位置によって、
伝い漏れを起こすか否かが
かなり変わってきますので、
気を付けたいポイントですね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-10-8-15-27-640x480.jpg)
お風呂まわりの気密処理です。
ボード状断熱材の取り合いに
ウレタンを吹き付けて気密処理を
しているようですね。
しっかりと吹き付けられていますので、
隙間が出来たり残っていたり
という事が無さそうで安心ですね。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-10-9-11-34-640x480.jpg)
測定を始める前に少しだけ、
C値改善作業(隙間埋め)を
していきます。
一部天井にはめ込まれていた
ボード状断熱材の付近です。
断熱材の取り合いはテープで
気密処理されているのですが、
付近の木と木のジョイントから
伝い漏れを起こしてしまっていました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-22-14-58-13-640x479.jpg)
(荒い写真でごめんなさい…)
コーキングを使ってジョイント箇所に
出来た隙間を気密処理しました。
丁寧に処理してあっても、
どこか別に出口が残っていれば
結局漏気してしまいます。
気密処理を行う際には、
付近の取り合いなどの関係を
考えながら処理する事が大切です。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-10-8-26-36-640x480.jpg)
玄関ドアの右上隅に、
何やら穴のようなものが。
手を近づけて確認してみると、
漏気を起こしていました。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-10-9-04-28-640x480.jpg)
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-10-9-09-09-1-640x480.jpg)
こちらは配線用に開けた穴
だったそうですが、
もう埋めても大丈夫との事でしたので
コーキングを使って処理をしました。
玄関ドアの電子錠やインターフォン用の
配線貫通部が処理されておらず、
漏気を起こしていたという
ケースは割とよくあります。
配線が完了するまでの間は
勿論穴を埋める事は出来ませんが、
その後は忘れてしまわぬように
なるべく早く処理する事を
おススメしたいです。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-10-9-06-43-640x479.jpg)
天井下地と面材の取り合いから
漏気があったようです。
屋根にはウレタンが吹き付け
られているのですが、
勾配天井という事もあって
処理が難しかったのでしょう。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-10-9-08-46-640x480.jpg)
漏気を起こしていた端の方を
コーキングで気密処理しました。
目で見ただけでは漏気するか否か
判別できないような箇所でも、
測定器で室内を減圧している間は
実際に漏気を起こしているかを
手で確認する事が出来ますので、
意義のある時間になります。
つい最近似たようなことを
書いたばかりですので、
またか…と思われる方も
いるでしょうけれど、
単に測定をするだけではなく、
気密施工に問題がないかを
チェック出来るという点でも、
気密測定は大切だと思います。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-10-8-19-11-640x480.jpg)
それでは測定を始めます。
気になる結果は…
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-10-9-18-34-640x480.jpg)
C値=0.31cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。
![](https://fokk.jp/blog/wp-content/uploads/2023/11/写真-2023-11-10-9-18-05-640x480.jpg)
この結果に、
立ち合いされた監督さんは
納得されたご様子でした。
現場には外部収納用の引き違い
サッシが付いていたのですが、
構造上どうしても漏気してしまいがち。
今回も少なからず漏気して
しまっていましたが、
それを考慮すると躯体の気密は
しっかりと確保できている
という事でしょうね。
これだけ良い気密であれば、
これから到来する冬の寒さにも負けない
暖かい家になるでしょうね。