石川県金沢市で気密測定 2023/12/04

おはようございます
健太郎です。

12月4日は 石川県金沢市で
ラクラス㈱さま の現場の
気密測定を行いました。

断熱材は 屋根・壁ともに

ウレタン吹付断熱。

天井を見上げると

2枚の大きな天窓(ベルックス製)。

なかなかの採光です。

 

しかし、天窓周りは漏気し易いので

しっかりチェックしておこう!

測定前に外回りをチェック。

ユニットバスからの引き込み配管。

ウレタンは入っていましたが

配管同士の隙間が気になる。

隙間という隙間にウレタンを充填。

この現場は基礎断熱なので

基礎の穴が気密漏れに直結します。

これは玄関ドアの

電子錠の配線穴。

外の光が漏れていますね。

ウレタンを充填して

穴を埋めました。

それでは測定します。

気になる気密測定の

結果は ...。

C値 = 0.25cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

それではC値改善(隙間埋め作業)を

開始します。

 

まずは、天窓まわりから

チェック。

天窓まわりから漏気は一切無し。

ただし … 

天窓の下の 梁と木材の隙間から

かなりの漏気を確認。

 

ウレタンをたっぷり充填して

漏気を止めました。

玄関ドア下端のモルタルの

施工箇所から漏気あり。

 

ここは後にしっかりと

モルタルを施工する部分です。

気密テープで押さえました。

基礎と断熱材の隙間から

漏気を感じる。

この隙間から

漏気していました。

土間を清掃してから

取り合いの隙間を塞ぐように

気密テープを貼りました。

柱と床の取り合いから

漏気を感じる。

 

ここは基礎断熱の仕様。

漏気は床下からではなく

柱と床のキワから伝った漏気。

隙間にウレタンを

充填しました。

同様の 柱・間柱と床の

取り合いにウレタンを充填。

漏気がある定番の箇所です。

ここの気密処理は効果が

高いので 絶対オススメです。

入隅の隙間から漏気あり。

ここにもウレタンを充填しました。

下屋にあった配線の

裏から微細な漏気あり。

ウレタンで埋めました。

 

それでは再測定します。

気になるC値改善後の結果は ...。

C値 = 0.13cm2/m2 の超高気密でした。

 

表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

測定に立ち合いされたお施主さまは

とても喜ばれて、結果を確認されていました。

 

今回のC値改善により

αA(家全体の隙間面積)は

26cm2 → 14cm2 と

12cm2 の隙間が埋まりました。

 

n値(隙間特性値 範囲1~2)は

1.34 → 1.05 と隙間風が入り難い

特性に大きく改善。

 

※n値は 1に近いほど隙間風が入り難く

     2に近いほど隙間風が入り易い

隙間が12cm2 改善となかなかの結果。

柱・間柱と床の取り合いの

気密処理が効いている感じ。

 

C値を上げたい方は

やらない手はないですよ(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs