福井県吉田郡で気密測定 2024/02/06
稜です。
2024年2月6日は福井県吉田郡で
㈱モジュールホームさまの現場の
気密測定を行いました。
中に上がります。
屋根・壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。
サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。
チェックしていきます。
サッシ周りはウレタンで
気密処理されています。
二階の床(合板)と胴差しなどの
取り合いにウレタンが
吹き付けられていますね。
もう最近はしょっちゅう
ご紹介していると思いますが、
柱の切り欠き部分などから
伝い漏れを起こすことがあります。
吹き付け業者さん並みに綺麗に
処理するのは困難でしょうけど、
外周部の辺をコーキングやウレタンで
気密処理するだけでも効果が
出るかも知れません。
そして、二階に上がって柱の
切り欠きをチェックしてみると、
こちらもウレタンで気密処理が
施されていました。
気密処理をする上で、
とっても大切な事があります。
それは一ヶ所塞いだから
といって安心せずに、
逃げ道を残さないように
関連する取り合いまで徹底して
塞ぐという事です。
先ほど、下(一階側)から
ウレタンが吹きつけられていましたが、
下を塞いだからといって
上から逃げられる空気の通り道があれば、
結局漏気が起こってしまいます。
気密処理をいうものは、
逃げ道が残らないように
徹底した処理をする事が
本当に大切なんです。
下屋部分を確認してみると、
壁の面材の取り合いに
ウレタンが吹きつけられていました。
この箇所も、過去に何度か
伝い漏れが起きていたケースが
ありましたので、
処理しておいた方が安心できますね。
測定を始める前に、
少しだけC値改善作業(隙間埋め)
をしていきます。
枠とまぐさのジョイント部分。
別に光が見えていたり、
漏気がしているという訳ではないのですが、
気になりますので処理をしていきます。
ジョイント部分にテープを貼って
気密処理を行いました。
木と木のジョイント部分は、
比較的漏気の起こりやすいポイントです。
外側の面材の取り合い等で気密処理を
している場合ならまだしも、
反対(外)側で何も遮るものがなければ
木と木の間に出来た僅かな隙間を伝って
漏気してしまう事も考えられます。
特に窓まわりは漏気しやすいと
思いますので、注意したいですね。
玄関土間のドア近く、
土台と基礎の間から漏気が
起こっていました。
このまま放置してしまうと、
上にタイルを貼ったりしたとしても
結局漏気が収まりませんので要注意。
なるべく食い込むようにして
気密テープを貼って
処理を施しました。
竣工した後では、
絶対に直せない箇所ですので、
改善出来るうちにちゃんと
しておきたいですね。
最後に基礎に付いている
通気用のダンパーをチェック。
貫通部の周りはしっかり
処理されていますね。
あとは単純にダンパーが
閉まっているかどうかを
確認しておきます。
もし開いた状態になっていれば、
まともに測定する事が出来ませんので
しっかりと確認しておきましょう。
ちゃんと閉まっているのが
確認出来ましたので、
測定に移りたいと思います。
気になる結果は…
C値=0.095cm2/m2の
ウルトラ気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。
(見づらいかもしれません。ごめんなさい。)
この結果に、
立ち合いされた監督さんは
納得されたご様子でした。
㈱モジュールホームさまは
毎度安定して良い気密を出している
印象があるのですが、
社長や監督さん、大工さんたちが
良い家を建てられるように
努力されているからこそ
実現できるのでしょうね。
素晴らしい気密。
これで冬でも快適に暮らせる
暖かい家になるでしょうね。