京都府舞鶴市で気密測定 2023/04/14
稜です。
4月14日は 京都府舞鶴市で
大立工業㈱ レクサスホームさまの現場の
気密測定を行いました。
中に上がります。
屋根・壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。
サッシはリクシルのサーモスH2。
アルミ樹脂複合サッシです。
チェックしていきます。
サッシ周りは、
気密テープで気密処理
されています。
一階床の柱まわり。
コーキングで気密処理
してありますね。
こちらは水抜き穴と、
お風呂の配管貫通部。
基礎断熱の現場では、
基礎を貫通している箇所を
塞がなければなりません。
ウレタンを吹き付けて
気密処理をしました。
伝い漏れの事を考慮すると、
外側から処理した方が
確実に空気の通り道を
潰すことが出来ると思います。
測定の前に室内を減圧して、
漏気チェックをしてみます。
どうやら、掃き出し窓の上部から
かなりの漏気をあるようですね。
監督さんがサッシの調整を
して下さっています。
ここは調整次第で
改善する箇所ではあるので、
良くなることに期待しましょう。
それでは測定を始めます。
気になる結果は…
C値=0.39cm2/m2の高気密です。
表示は四捨五入により0.4cm2/m2。
C値改善作業(隙間埋め)
をしていきます。
玄関土間の土台と基礎のパッキン。
ジョイントの部分から
漏気しているようですね。
ジョイント部分の隙間に
ウレタンを吹き付けて
気密処理をしました。
気密パッキンとは言いますが、
しっかり気密を取るには
ちゃんとした処理も必要です。
配線の貫通部ですね。
見たまんま隙間が
出来ていますね。
ウレタンで気密処理しました。
穴をあけたのであれば、
しっかり埋めるところまで
して欲しいですね。
下屋部分の面材の下部に、
隙間が出来ていますね…
手を近づけてみると、
ブファー―と勢いよく
漏気していました。
ウレタンを隙間に詰めて
気密処理を行いました。
これだけ分かりやすい漏気だと
隙間探しも簡単なんですがね…
そんな訳はありませんので、
自分の直観と手の感覚を信じて
ひたすらに小さな隙間を探し求め
埋める作業が続きます。
下屋部分です。
ウレタンの厚みにもよりますが。
手前の桁と合板(二階の床)
の取り合いから漏気が
起きることがあります。
こんな感じにウレタンを
吹き付けて気密処理をします。
反対側の同じ位置に
ウレタンが届いていなければ、
外気に接することになりますので
処理をしなければ漏気します。
先ほど掃き出し窓の調整を
していましたが、
測定結果を見る限り
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
大きくなっているのは
コレが影響していると思います。
さらにサッシ屋さんに
調整をしてもらいましたので、
良くなることを期待しましょう。
それでは再度測定を始めます。
結果はいかに…
C値=0.22cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。
αA (家全体の隙間面積)が
52cm2 → 29cm2
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.96 → 1.21
となっています。
この結果に、
立会された設計士さんや監督さんは
満足されたご様子でした。
かなり目立っていた
n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
しっかりと良くなっていますね。
αA (家全体の隙間面積)は
23cm2 の改善。
サッシの他にも、
ちゃんと隙間が埋めた分
良くなっていますね。
しっかりと掃き出し窓の
具合も改善されましたので、
とても快適な環境になりそうです。