石川県能美市福島町で気密測定

稜です。

1月25日は石川県能美市福島町で
トラスト住建㈱さまの現場の
気密測定を行いました。

玄関扉は引き戸のようですが、
こちらはなんと仮ドアのようです。
これはなかなか珍しいですね…

中に上がります。

この現場はプレウォール工法。
屋根・壁の断熱材は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。
パネルのジョイント部分は、
内外でテープを貼って
気密処理してあるようです。
耐震性や断熱力に優れた
お家になりますね。

サッシはYKK APW430。
樹脂トリプルガラスです。

チェックしていきます。
サッシ周りはコーキングで
気密処理してあります。

玄関土間の気密パッキンには、
更に上からテープを貼って
気密処理がされていますね。

現場は床断熱ですので、
剛床のジョイント部分や
柱周りをテープで気密処理
してありますね。

こちらも同じく、
気密のラインとなっている床を
貫通している配線配管は
コーキングやウレタンで
気密処理してあります。

チェックが終わりましたので、
測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.17cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
を始めます。
玄関土間の土台と剛床の
取り合いから漏気が
あったようです。
テープを綺麗に貼って
気密処理をします。

掃き出し窓の下端、
サッシ枠にテープを貼って
気密処理をするために、
まず掃除をして貼る場所に
ゴミや埃が残らないようにします。

ゴミや埃が残った状態で
テープを貼ろうとすると、
どんなに粘着の強いテープでも
必ずと言っていいほど
テープが浮いてしまいます。

 

特に床はゴミなどが溜まりやすいので、
清掃してからテープを
貼った方がいいですね。

サッシ枠に追従するように
ミチッと貼っていただきました。

 

それでは再度測定を始めます。
結果は…

C値=0.14cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
26cm2 → 21cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.43 → 1.27
と改善されました。

この結果に、
立ち合いされた監督さんは
納得されたご様子でした。

 

今回はテープで改善した
箇所が多かったのですが、
テープの貼り方次第で
色々と変わると思います。

 

しっかりとくっつくように
貼る場所の清掃をしたかどうか、
テープを貼る場所の形に
追従するように貼って
圧着させたかどうか。
せっかくテープを貼るなら
浮きにくいように、
長持ちするように。

 

手間も時間もかかりますが、
こういった努力や苦労が
何年経っても暖かい
素敵なお家づくりのために
大切なんだと思います。

気密測定

Posted by fok-rs