福井県福井市豊岡で気密測定

稜です。

12月21日は福井県福井市豊岡で
㈱モジュールホームさまの現場の
気密測定を行いました。

玄関をくぐる際に上を見てみると、
ポーチ上部がオシャレな板張りと
なっていました。
明るい色合いの板の間隔に、
ダークブラウンの板が入ることで
とてもバランスが良くて
素敵なデザインになっていますね。

中に上がります。

こちらのお家は、
どうやら2階リビングのようです。
フローリングを張っている
最中のようですね。

フローリングの間隔には
スペーサーが挟んでありますね。
無垢のフローリングは
隣同士を密着した状態で施工すると、
あとで湿度によって膨張して
浮いたり盛り上がってしまう
ことがあります。

 

そこでコレを挟んでおくことで、
ワザと隙間を作っている
わけなんですね。

屋根・壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。

サッシはYKK APW430。
樹脂トリプルガラスです。
ちょうど大工さんが、
サッシ周りをウレタンで
気密処理をされています。

測定の前に、
基礎のダンパーの周りを
ウレタンで気密処理
していきます。

同様に水抜きの穴も
ウレタンで埋めてしまいます。

チェックが終わりましたので、
測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.17cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
を始めます。
勝手口の周りから
漏気があったようですので、
ウレタンで気密処理をします。

玄関ドアの下端からも
漏気がありました。
結構漏れやすい箇所ですので、
測定の際にはしっかりと
チェックしましょう。

おっとっと、
勝手口付近の断熱材を
よく見てみると隙間が…
ここからも空気の漏れが
感じられました。

基礎パッキンを使っていて
ちゃんと気密処理もしてある
ようなのですが、
どこかに外とつながっている
空気の通り道があると
スススっと隙間を伝って
漏気してしまいます。

 

空気の漏れが無くなるように、
しっかりとウレタンで
隙間を埋めました。

 

それでは再度測定を始めます。
結果は…

C値=0.12cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.1cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
29cm2 → 22cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.46 → 1.31
と改善されました。

この結果に、
立ち合いされた社長と監督さんは
満足されたご様子でした。

 

玄関ポーチ上部の板張りや
フローリング施工のスペーサー、
改善作業による気密の向上。

 

こうやって現場で色々と見ていると、
お施主さまにより良い
お家をお届けしたいという
㈱モジュールホームさまの思いが
ジンジンと伝わってきます。

 

その思いに応えられるよう、
私も頑張ります。

気密測定

Posted by fok-rs