石川県金沢市御所町で気密測定

おはようございます
健太郎です。

5月28日は 石川県金沢市御所町で
㈱コンセプト建築設計さまの
現場の気密測定を行いました。

要所要所に柱と筋交いが
ぎっしり入った印象。

サッシは YKKのAPW430。
樹脂トリプルガラス。

 

南面の2枚の大型サッシは
APW431のスライディングサッシです。

サッシ周りは気密テープによる
気密処理。

窓周りの気密テープを
大工さんがヘラで押さえてます。

 

空気を抜き、圧着させることにより
テープ本来の接着力を生みます。

その横でサッシ屋さんが
サッシ調整。

 

引き違いサッシのみならず
縦滑り・横滑りサッシも
調整することにより気密力を
増すこともあります。(経験上)

断熱材は 屋根・壁ともに
アイシネンのウレタン吹付断熱。

梁と2階の床の取り合いは
ガッツリとウレタンが
吹かれていました。(ウレタン屋さんの仕事)

 

通常、大工さんがコーキングや
ウレタンを使って取り合いを
気密処理する現場はあります。

梁が隠れるほどウレタンが
吹かれているので気密はもちろん
断熱力にも大いにプラス。
なかなかのサービスです。

外壁はフェノバボードを
貼った付加断熱仕様。 一般的な住宅は
柱と柱の間に断熱材を充填する
工法が多いです(グラスウール、セルロース、ウレタン)。
その場合、柱や梁などの木材が
熱橋になります。

 

どういうことかと言うと
外気温度が低い冬など
木材は断熱力がないため
冷たさを伝えてしまうということです。

外壁に断熱材を貼った仕様は
柱より外側に断熱材があたっているため
木材が冷えにくい仕様と言えます。
もちろん断熱力UPにも寄与。
予算が捻出できればやりたいですね。

おっと、話を戻します。
大工さんが家の入隅を
気密テープで気密処理。
入隅は漏れやすいことを分かられてますね。

柱と間柱が隣接する場合も
気密処理されてます。

 

木と木の取り合いは
木の裏で気道が出来ていた場合
漏気しやすい。
それを防ぐ気密処理です。

ここはお風呂周り。
土台と柱、間柱の取り合いを
覆い隠すような気密処理。

 

木材のジョイント部分からの
漏気を押さえる処置です。

最後は気密漏れ
NO.1の玄関周り。

 

基礎と土台、土台と柱・間柱の
取り合いをを気密処理。

ヘラを使い、テープを密着させています。
テープはただ貼っても剝がれやすい。
しつこいですが押さえることが大事です。

さて、気になる気密測定の
結果はいかに...。

でました。
C値 = 0.0cm2/m2 !!! (0.05cm2/m2未満)

 

正確には…
C値 = 0.024cm2/m2 の超超高気密でした。

測定に立ち合いされた
お施主さま夫婦は
とても喜ばれてました。

 

αA(家全体の隙間面積)は
2 × 2cmの4cm2。

 

「超超高気密の弊害として
 台所でレンジフードを使っている時、
 玄関ドアが開きにくいかもと…」と
お伝えしたところ

 

『すごい。東京ドームの扉みたいね。
 全然OKです!!』と喜ばれていました。

 

隙間面積2cm角。(やばいです)
間違いなく真冬でも
暖かく過ごせると思われます(^^♪

気密測定

Posted by fok-rs