富山県富山市住友町で気密測定

稜です。

6月13日は富山県富山市住友町で
㈱ジュープラスさまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

壁の断熱材は、
セルロースファイバー。
室内側には、
調湿性のある気密シートが
施工されています。

屋根の断熱材は、
ボード状断熱材の
フェノバボード。

取り合いは、
強粘着の気密テープと
コーキングで丁寧に
気密処理してあります。

サッシはK-WINDOW。
樹脂トリプルガラスです。

チェックしていきます。
サッシ周りはコーキングで
気密処理されていますね。

スリーブ管の貫通部は、
取り合いにテープを貼って
気密処理してあります。

お風呂の給湯給水配管
基礎貫通部です。
ウレタンを吹き付けた後に、
怪しい箇所にコーキングを
詰めたのでしょうね。

それでは測定を…と、
玄関前で大工さんが
何かしていたので、
見に行くとこんな張り紙が。

 

実際のところ、
測定中に施錠した玄関ドアを
無理やり開けようとすると、
測定に影響する場合があります。
こうしておけば、
後から現場に来た方にも
ちゃんと伝わりますね。
大工さんの心遣いが素敵です。

それでは改めて、
測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.20cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
を始めます。
玄関付近の土台と基礎の
取り合いから漏気を感じます。

隙間を埋めるようにして、
コーキングで気密処理
をしました。

ん?これは…
サッシのビス用の穴が
何か所か空いています。
手を近づけてみると
空気がスウゥ…と出ていました。

どうやらキャップを
し忘れていたようですね。
室内を探してみると、
穴埋め用のキャップが
ありました。

全部塞いでしまいましょう。
はたしてどの程度変わるのか。
結果は…

C値=0.16cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.2cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
24cm2 → 19cm2

 

n値 (隙間特性値 範囲1~2)が
1.42 → 1.25
となっています。

この結果に、
立ち合いされた監督さんは
納得されたご様子でした。

 

サッシのビス穴。
いずれはキャップなどで
塞ぐ箇所ですが、
測定の際に塞いでおかないと
正しい数値を測れませんね。

 

測定を始める前に、
ちゃんとチェックするように
心がけたいと思います。

気密測定

Posted by fok-rs