福井県坂井市丸岡町で気密測定

稜です。

2月25日は福井県坂井市丸岡町で
㈱小澤工務店さまの現場の
気密測定を行いました。

中に上がります。

屋根と壁の断熱は、
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。

サッシはYKK APW330と430。
どちらも樹脂トリプルガラスですが、
APW330は真空トリプルガラス
となっています。

チェックしていきます。
サッシ周りはコーキングと
テープで気密処理してあります。

お風呂の配管貫通部です。
隙間にまでしっかりと
コーキングが入っていますね。

こちらの現場は基礎断熱なので、
水抜き穴などもしっかり
チェックしなければなりません。

 

スカスカのように見えますが、
ちゃんと内側で気密処理を
しているそうです。

サッシ周りに少し怪しい箇所が
ありましたので、
コーキングで気密処理をします。

チェックが終わりましたので、
測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.040cm2/m2の
ウルトラ気密です!
表示は四捨五入により0.0cm2/m2!

既に素晴らしい数値ですが、
C値改善作業(隙間埋め)
を始めます。
玄関下端から漏気が
感じられましたので、
コーキングで漏気を止めます。

梁の付近に怪しい隙間が。
手を近づけてみると
少し漏れを感じましたので、
ウレタンを詰めて気密処理します。

吊木のまわりに隙間があって、
少し怪しい感じです。
こちらもウレタンで埋めました。

スリーブの貫通部から、
漏気がありました。
狭い箇所でしたが、
漏気が止まるまでしっかりと
気密処理をしていただきました。

 

それでは再度測定を始めます。
結果は…

C値=0.036cm2/m2の
ウルトラ気密です!
表示は四捨五入により0.0cm2/m2!

この結果に、
立ち合いされた監督さんと
大工さんは喜んでいるご様子でした。

 

今回のC値改善作業では、
αA (家全体の隙間面積)が
結果的に1cm2しか
良くなっていないようです。
体感的にはもっと良くなっている
だろうと思っていたので少し悔しい。

 

恐らくこれは、
改善で隙間が埋まった分
他の箇所から引きやすく
なったのだと思います。
例えばこの現場の場合、
引き違いの掃き出し窓が
2か所ありましたので、
そこから引きやすくなったのかと。

 

あまり数値は改善されませんでしたが、
とっても素晴らしい気密。
寒かった冬も終わりかけですが、
次に冬を迎えたときは
とても快適で暖かいお家と
なっているでしょうね。

気密測定

Posted by fok-rs