石川県小松市吉竹町で気密測定

稜です。

3月29日は石川県小松市吉竹町で
㈱AXSデザインさまの現場の
気密測定を行いました。

玄関ドアは引き戸のようですね。

中に上がります。

屋根・壁の断熱は
ウレタン吹き付け断熱と
なっています。

こちらの現場では、
当社の製品『FOボード』が
使用されています。
ありがとうございます。

サッシはYKK APW330。
樹脂ペアガラスです。

チェックをしていきます。
サッシ周りはテープで
気密処理されているようです。

お風呂周りは、
人通口や配管の貫通部に
ウレタンが吹きつけられています。

ホールダウン金物が、
ウレタンで覆われています。
単に気密処理だけでなく、
熱橋対策としても大切です。

こちらは外周部の火打ち梁ですが、
同じようにウレタンが
吹きつけられていますね。

 

木の火打ち梁だとボルト金具の
ところだけウレタンが
吹き付けられていたりしますが、
金属の火打ち梁の場合は
全体を覆うようにしたりもします。
結露って怖いですからね。

チェックが終わりましたので、
測定を始めます。
気になる結果は…

C値=0.36cm2/m2の高気密です。
表示は四捨五入により0.4cm2/m2。

C値改善作業(隙間埋め)
を始めます。
お風呂の配管貫通部の辺りから
漏気していたようです。
ウレタンで気密処理します。

こちらも配管の貫通部です。
床との取り合いにコーキングが
入れてありますが、
よく見てみると少し切れて
しまっています。
(見づらいですが中心の黒い点の所です。)

意外と気づかないものなので、
気密測定をする際には
一応確認しておきましょう。

筋交い付近から漏気が。
狭かったりして気密処理がしづらく、
隙間が出来やすい箇所ですね。
気を付けながらウレタンで
漏気を止めます。

屋根のウレタンを確認していると、
入角部分に怪しい隙間が。
手を近づけてみると
空気がスウゥ…と出ているのが
感じられました。

こういう怪しいところは、
漏気しているかどうかの関係無しに
ウレタンなどでなるべく
埋めておく事をおススメします。
仮に現状漏れていなかったとしても、
時間経過で木の動きや痩せなどから
隙間が広がって空気の通り道が
生まれてしまう可能性もありますしね。

 

それでは再度測定を始めます。
結果は…

C値=0.31cm2/m2の超高気密です。
表示は四捨五入により0.3cm2/m2。

 

αA (家全体の隙間面積)が
58cm2 → 50cm2

と改善されています。

この結果に、
立ち合いされたお施主様は
喜んでいるご様子でした。

 

屋根断熱の場合は、
高所での隙間探しになったりします。
意外な所に隙間があったりするので、
実際に上って見てみないと
発見できないし埋められません。

 

工程が進行して、
ボードが貼ってある状態になると
まともに確認なんてできませんし、
改善するのもとても難しいです。

 

なので、中間時点の気密測定って
とても大切だと思います。
完成した状態で測定したときに、
どこかに隙間があったのかな…
改善できるならしたかったな…
なんて、後悔したくはないですからね。

気密測定

Posted by fok-rs